グデーリアン のバックアップの現在との差分(No.8)
00は改良+強化+レベルMax時(とにかくMAX) 入手方法ドロップもしくは探索 セリフ一覧
元ネタ紹介ドイツ軍人、「韋駄天ハインツ」ことハインツ・グデーリアンが元ネタ。 装甲兵総監に就任した後、暗殺事件後に陸軍参謀総長になる。彼が参謀総長にいた時期は連合軍に多数の損害を与えた(ドイツ軍の損害もデカかったが)。 「厚い皮膚より早い足」という名言がある。これは「戦車には厚い装甲より、高い機動力が必要」といった意味に近い。 グデーリアンと電撃戦第一次世界大戦(とその前の日露戦争もだが)は塹壕と機関銃により、防御側が攻撃側よりも圧倒的に有利という新しい戦争の形態を生み出した。 これを打ち破るべく開発された戦車は、機関銃を物ともせず、鉄条網を踏み潰し、塹壕を踏み越えて進む強力な突破力を持った優れた兵器だった。 しかし故障も多く戦況を一変させる兵器としてはまだ信頼性に欠けており、あくまで歩兵の支援を行うための兵器と考えられていた。 第一次大戦が終結すると、この新しい兵器によりふさわしい運用方法を考える人達が現れるようになる。 戦車の発明国イギリスでは、ジョン・フラーやリデル・ハート(とその友人ホバート)と言った研究家、軍事評論家らが、 歩兵の前に戦車部隊を多数配置して前進させる機動戦という理論を提唱。 しかし当時のイギリス軍は第一次大戦の勝因を、戦車のような新兵器がもたらした戦術的な勝利ではなく、もっと大きな戦略的要因、 つまり経済封鎖や初期のドイツ軍侵攻を食い止めた拠点防御にあると考えており、戦車はあくまでも従来の歩兵を支援する立場を変えなかった。 (新設された戦車部隊が伝統ある歩兵部隊より戦場で重要な地位を占める=偉くなるなんてとんでもない!という縄張り争い的な意識もあった) フランスでも同様に、ド・ゴールが戦車を用いた新戦術が塹壕戦突破の切り札になると論じたが、軍には理解されなかった。 さてこの理論に海の向こう(あるいはアルデンヌの森の向こう)で関心を示した国があった。 敗戦国として軍備を厳しく制限され、10万人の軍隊として再出発することになったドイツである。 制限により仮想敵国と圧倒的な戦力差を付けられることになったドイツ軍は、従来の戦術同士でぶつかり合えば当然数の差で負けることから、 より柔軟な、少数の戦力で大多数の戦力を攻撃できる戦術の研究が行われた。 そんな中で、フラーやリデル、ド・ゴールらの理論を独自に研究し、ブラッシュアップさせてさらなる戦車の活用方法を考えついたのがグデーリアンであった。 グデーリアンの考えた戦車を用いた新戦術は、時速40kmを出す軽戦車と支援戦車を主軸に、優れた機動力を発揮した部隊を動かして、 敵の対応が追いつかぬうちに攻撃を繰り返すという形である。 これを支援するには、従来のように砲兵が大砲を構え、援護していては間に合わないので、砲撃の代わりに飛行機で爆撃する。 戦車部隊と飛行機はお互いに無線を積んでやりとりし、前線の現場から的確な指示を直接送るのだ。 さらにトラックに乗った歩兵や自走砲化された野砲も追従できればより一層迅速に多用な戦術を展開できる。 当然ドイツ軍内部にも反対意見はあったが、イギリスやフランスと違い圧倒的な戦力差を覆す必要性があること、 なにより国家指導者つまりヒトラー自身がこの案を非常に気に入り、推進したことがきっかけとなって電撃戦の礎が花開くことになる。 (ヒトラーは戦線が硬直し、厭戦機運が高まって革命が起きたことを第一次大戦の敗北原因と見ていた) もちろんこの電撃戦に欠点があることはグデーリアンも承知していた。 すなわち、 1.スピードを出せる地形かどうか?(泥沼や深い雪や柔らかい砂のような、戦車のスピードを妨げる場所では使えない) 2.その攻撃は奇襲になるか?(敵が完全にこちらの動きを察知していればどれだけ機動力を発揮しても意味が無い) 3.明確に目標は決まっているか?(奇襲攻撃は迅速に目的を達成できなければ相手に対応する時間を与えることになる。土台無理な目標や曖昧な指示では意味を成さない) こうした条件が見事に合致した戦いが、ヨーロッパ最大の陸軍力を持つはずのフランス軍がわずか6週間で敗北したフランス侵攻における戦いであり、 グデーリアンの電撃戦は戦車の新しい有用性を世界中に示したのである。 グデーリアンとホバート、ド・ゴールが共闘するミリ姫大戦の世界では、3人でどんな電撃戦談義がなされるのであろうか。 後日談
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