本名ポール・アンヌ・ジョゼフ・アレクサンドル・バロン・ジロー・ド・ラングラード(Paul Anne Joseph Alexandre Baron Girot de Langlade)。
ご先祖様は二月革命で打倒されるオルレアン朝の役人で軍人でもあったジョゼフ=アンリ・ジロー・ド・ラングラード(Joseph-Henri Girot de Langlade)。
名前のとおり由緒正しいおフランスな家系である。
第一次、第二次両大戦に従軍し、主にアフリカ方面で戦い、ノルマンディー以降はルクレール指揮下の第二機甲師団に所属した。終戦時の階級は准将。 パットン指揮の元、第二機甲師団は西部戦線南部を進軍していたところ、ドイツ守備軍が援軍として用意した第112装甲旅団と谷あいの小村ドンペールで相対する。
第112装甲旅団は60両近いV号戦車パンターと多数の火砲・戦闘車両を擁する強固な部隊であり、第二機甲師団は接敵すると戦闘開始前夜の内に素早く地形調査と支援爆撃要請を済ませて戦いに臨む。戦闘開始後は米軍による砲撃と航空支援、地形を利用したM10GMCの効果的な運用により戦いを優勢に運び、2・3日目にはラングラード率いる部隊が45両のパンター部隊を攻撃し41両を撃破する大戦果を挙げた。
4日目になる頃には第112装甲旅団は戦力の大部分を喪失するほどの壊滅的被害となり撤退、後に第112装甲旅団は解体された。
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